女性医師支援

当医局は昭和42年の開局当時より女性の医局員が大多数を占め、開局時の小児科部長である故草川三治教授は女性医師が継続的に就労できるように医局作りが成されました。

現在の在局常勤医師21名中、男性医師は7名で2/3が女性医師で構成されています。産休、育休中が1名、短時間勤務が2名、後期研修医は4名です。

 

育休後も働きやすいように、院内保育室の整備や短時間勤務の導入も積極的に行っています。

また、育休中も専門外来を継続したい場合も柔軟に対応しています。

 

更に、休職や退職された医局員にも外来診療への参加の門戸を開いています。

学位論文等の指導も行っており、退職後に研究生となり継続的な指導を受けることもできます。

 

女性医師の就労については従来からM字カーブを取ると言われていましたが、子育ての期間を積極的に支援することで個人に合った多様な対応を柔軟にとることを心掛けています。

 

大学病院の多くの勤務医の中で、女性医師の活躍をロールモデルとして見つけることは難しいと思われますが、当医局の先輩医師の多くは女性医師で、継続的に就労を続けています。

結婚、出産、子育て、家庭の両立、介護など全てを担うことになる女性医師に対して経験を活かして支援していきたいと考えています。

 

小児科部長 大谷智子